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完全硬化型のガラスコーティング

プジョー307SWの入庫です。
お車は納車間も無いということでしたが、そこは輸入車によくあるように、磨き傷が多数ありました。新車と言えども、欧州から船便で時間をかけてやってきます。その間に雨も降りますし、風も吹きます。砂・埃汚れもどんどんつきます。特に船から下ろされてからは、ほとんど屋外のモータープールに置かれるのが常です。そのような汚れた状態にしておくことは出来ませんので、適宜洗車をしたり、ポリッシングをします。その過程で様々な洗車傷が付いたり、磨き傷が付きます。一般的に、ディーラーさんなどが行う上記のような洗車や、ポリッシング(磨き)については、あまり程度が良くありません。まぁ、ディーラーさんは車を売るのが仕事で、磨くのが仕事ではありませんので、しょうがないといえばしょうがないのかもしれません。

ただ、お客様にしてみれば、新車を買われたのですから、それなりのクオリティーを保ったままでお客様の元に届けられるのが嬉しいですよね。

今回のお車は新車でありましたが、下地処理については、しっかりと施工させていただきました。新車といえども、上述のように、洗車傷や磨き傷が多数ありましたので、これらは全て除去させていただきました。

完璧に仕上げられた下地処理の上からは完全ガラス被膜+ガラス繊維素の2層コーティング。この完全ガラス被膜というのは、完全硬化型のガラス被膜です。この完全硬化型のガラス被膜のコーティングは、よく通販や大手カー用品ショップで売っているガラスコーティング剤とは違うタイプのものです。 大手カー用品ショップで売っているガラスコーティング剤は完全硬化しませんので、一般の方が洗車時に塗っても特に大きな問題にはなりません。普通のワックスと同じ感覚で塗れます。ただ、クオリティーはそれなりと言わざるを得ません。

しかし、完全硬化型のガラスコーティングは、コーティング直後からどんどん硬化し始めていきます。ですので、何も知らず素人の方がコーティングした場合、ザラザラの最悪な仕上がりになってしまいます。その最悪の仕上がりのまま、ガラスは完全硬化してしまいますので、落とすことが困難です。除去するには再度磨く必要があります。

しかし、この完全硬化型のガラスコーティングは適切なやり方でコーティングをすると、ガラス特有の艶と輝き、保護性能は、大手カー用品ショップで販売されているガラスコーティング剤とは、比べ物にならない程の別格の高クオリティーとなります。完全に硬化していますので、すぐに剥がれたり取れたり、溶けたり、割れたりすることはありません。

仕上がりは、明らかにボディーの上に1枚ガラスの被膜がのっていると実感できる仕上がりです。その艶と輝きは量販ガラスコーティング剤では実現できない領域と言っても過言ではありません。

今回のプジョーはボディーカラーがブラックということもあって、その艶は妖しい色に光っていました。お客様のO様にも大変喜んでいただき、嬉しい限りです。

今後は洗車の基本をしっかりと抑えていただければ、いつまでもこの艶、輝きを堪能していただけると思います。この度はご用命、まことにありがとうございました。

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